トヨタ系HV車のブレーキ制御禁止モードへの移行方法の解説です。ブレーキオイルの抜き替えをGTSやG-SCANといった診断機のサポート機能を使わずに作業する時の方法です。
(点滅しない場合はペダルの入力が正しくできていないか、時間経過によって失敗していると考えられます①からやり直してください)
⑤この後ブレーキ抜き替えを行えます。
●HV車のブレーキオイルの交換方法は車種ごとに抜き替えの手順が異なります。各車ごとに調べたうえで正しいトルク管理の上で行ってください。下記は一例として、一般的な方法を記載してます。
例1)30系プリウスなど:右後輪→左後輪→左前輪→右前輪の順番で抜き替え
(後輪:ブレーキ踏みっぱなしでブリーダープラグを緩め、数秒後に締める。ペダルを踏んでいる間ブレーキオイルが出てきます)
(前輪:ブレーキペダルを踏みこんだ状態でブリーダープラグを緩める。その後ブレーキぺダルを10~20回程、奥まで繰り返し踏む。最後はペダルを踏みっぱなしの状態でブリーダープラグを締める)
例2)50系プリウスなど:右前輪→左前輪→左後輪→右後輪の順番で抜き替え
① ブレーキペダルを踏みこんだ状態でブリーダープラグを緩める。
② その後ブリーダープラグを締め、その状態でブレーキぺダルを3回程、奥まで踏む。(最後は踏みっぱなしにする)
③ その状態でブリーダープラグを緩める。
④ ②と③を交互に10~20回繰り返す。
⑤ ブレーキペダルを踏みこんだ状態でブリーダープラグを締める。
以上①~⑤の工程を各輪行う